つぶたんの名前の由来 地球食・つぶたん

☆「つぶたん」の名前の由来


雑穀は、その触感や粒の細かさから通称”つぶつぶ”と言われています。

その”つぶつぶ”と、この秋に開催された兵庫国体のマスコット

はばタン”(その愛らしさ・雰囲気がイメージにピッタリ!)とをミックスしたのが


つぶたん」です。

~”知らなかったけれど 懐かしい味・・・”~

つぶタン


毎月第3火曜日のお昼12時~5時CafeP/S

「つぶたんCAFE 尚」にて“つぶたん”に出会えます。


次回は12月19日(火)12時~5時の営業です。


はばタン
↑これが“はばタン”です。顔の部分が“もちあわ”のつぶにそっくりなのです。
“アンパンマン”ならぬ“つぶたんマン”(?)です。  


つぶたんとは 地球食・つぶたん

「つぶたん」とは、雑穀の一種である「もちあわ」を使って作る、和スイーツです。

つぶたん
(つぶたん)


雑穀の生命力の強さ・栄養価の高さ・多様性と美味しさに感動した、

AngelSheep~エサレンマッサージ~の“ひつじ”さんが製作しています。


つぶたんの主材料である“もちあわ”は、もちろん国産で、なおかつ産地にまでこだわっています。

CafeP/Sで火曜サロンという、週代わり店長のお店をやっていて、

毎月第3火曜日のお昼12時~5時「つぶたんCAFE 尚」にて“つぶたん”に出会えます。


次回は12月19日(火)12時~5時の営業です。  


脾臓

脾臓とは


脾臓(ひぞう)は、人間では左の上腹部にあり、上方は横隔膜に接し内側は左の腎臓と接している。前方には胃が存在する。肋骨の下に隠れており通常は体表からは触れない。

なお、東洋医学でいう五臓六腑(五臓:肝・心・脾・肺・腎)の一つである「脾」は「脾臓」とは異なっている。五臓の「脾」は主に消化吸収などを担っており、解剖学的に対応する臓器はむしろ「膵臓(すいぞう)」である。これは脾臓と膵臓を別の臓とは考えず、ひとつの臓(脾臓+膵臓=脾)と考えられていたのではないかという説もあるが、正確な理由は現在もわかっていない。


脾臓の機能

免疫機能:白脾髄でリンパ球を作る。

造血機能:骨髄で造血が始まるまでの胎生期には、脾臓で赤血球が作られている。生後はその機能は失われるが、大量出血や骨髄の機能が抑制された状態では再び脾臓での造血が行われることがある。

血球の破壊:古くなった赤血球の破壊を行う。赤血球中のヘモグロビンも破壊され鉄を回収する働きもある。

血液の貯蔵機能:血液を蓄える機能がある。人間ではそれほど多くの血液の貯留はされないが、犬や馬などの動物では大量の血液が貯留されている。筋肉が大量の酸素を必要とするような運動時には、脾臓から貯蔵されていた血液を駆出することで充分な酸素を筋肉へ送り届けることが出来る。急激な有酸素運動をとった際に起きる、胸部を締め付けらるような痛みはこの働きによるものである。


これらの機能を有するとはいえ、人間の場合は脾臓を摘出しても全くと言って良いくらい影響が無い。このため人間に必要の無い臓器とも呼ばれる。何故人間の脾臓が退化せずに残っているのかについては今後の研究が待たれる。


脾臓の病気

脾腫
脾臓が何らかの原因で大きくなってしまった状態を脾腫という。原因としては、肝硬変などによる門脈圧亢進、白血病・骨髄増殖性疾患・感染症などの浸潤性疾患の2種がある。脾腫が著明になると、脾臓の機能が亢進した状態になり、血球の破壊がどんどん進むため貧血や出血傾向などが出現する。このような状態では対処法として手術によって脾臓を摘出することがある。
  


腎臓

腎臓とは


腎臓(じんぞう)は、泌尿器系の器官の一つ。 「肝腎」の言葉の通り、非常に重要な臓器の一つで、血液から老廃物や余分な水分の濾過及び排出(尿)、体液の恒常性の維持を主な役割とする。


腎動脈から送られてきた血液は、毛細血管を経由して腎小体(マルピーギ小体)に入る。

蛋白質以外の血漿成分は一度ボウマン嚢中に濾過される。その量は通過血液の10%で、濾過された液体は「原尿」と呼ばれる尿の原料となる。

原尿は1日約170リットル作られるが、尿となるのは1.5リットル程で、残りは全て再吸収される。


原尿のうち有効成分(全てのグルコース、95%の水および無機塩類)は腎細管を経由、残り4%の水・無機塩類は集合管を経由し、再吸収されて腎静脈に戻り、再び身体の血流にのる。

残った成分(尿)は腎細管を経て腎盂に集まり、尿管を経由して膀胱に排出される。

水やナトリウムの再吸収量の調節は、遠位尿細管や集合管で行われ、抗利尿ホルモン(ADH)やアルドステロン、ANPなどのホルモンが関与する。


再生しやすい尿細管に対し、糸球体は損傷しても再生しない為、機能不全や損傷に陥った場合は塩分及びカリウムの制限、人工透析が必要となる。

現代人は腎臓に負荷を与える塩分摂取量が多いため、負荷がかかりやすく、知らず知らずのうちに腎臓にダメージを与えている場合がある。


内分泌
腎臓には内分泌作用もあり、傍糸球体細胞よりレニンを分泌することでアンギオテンシン-アルドステロンを起こし、血圧、尿量を調節している。

また、尿細管ではエリスロポエチンを分泌し、骨髄での赤血球の産生を働きかける。このため、腎疾患で尿細管が傷害されると貧血になることがある。  


高密度リポタンパク質

高密度リポタンパク質とは


血漿リポタンパク質の一つ。密度 1.063~1.21 g/mL の血漿リポタンパク質を言う。

アポリポタンパク質(A-I、A-II、C、E)の含量が約50%と多い。

14~18%がコレステロールエステル、3~6%がトリグリセリド、20~30%がリン脂質である。

ほかのリポタンパク質に比べリン脂質が大きな割合を占める。

主に肝臓と小腸で合成され、原始型HDL として分泌される。

血液中でLCAT の作用によりコレステロールエステルを増していく。

HDL には末梢組織から余剰のコレステロールを引き抜きこれを肝臓に転送する作用があり、コレステロール逆輸送経路と呼ばれている。

HDL 中で増加したコレステロールエステルは、コレステロールエステル輸送タンパク質(CETP) の働きにより、血液中でVLDやLIDL に移行し、LDL受容体によって処理され肝臓に取り込まれる。

したがってコレステロール逆輸送経路はまあ小組織より肝臓へとコレステロールを運搬する機能を果たすため、抗動脈硬化作用があると考えられる。  


動脈硬化

動脈硬化とは


動脈は本来、圧力の高い血流を受けており、弾力性のあるものです。

ところが、動脈の内膜にコレステロールやカルシウムが沈着したり、動脈壁の筋肉中に弾力のない線維が増えたりすると、硬くなったり、壁が厚くなったりします。これが動脈硬化です。

動脈硬化で血管内膜が厚くなり内径が狭くなると、血液の流れが悪くなり、脳や心臓など、いろいろな臓器の働きが悪くなります。

動脈硬化は、体中のどの動脈でも起こりますが、特に起こりやすいのは、脳動脈、頸動脈、冠状動脈、腎動脈、大腿動脈などです。

これらの部位に発生する動脈硬化が脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気につながることも少なくありません。

「人は動脈とともに老いる」とも言われており、血管の健康が私たちの健康を左右します。


コレステロールは一方で、細胞膜をつくり、ホルモンの原料にもなる重要な栄養素です。

したがって、細胞はコレステロールを効率よく取り込むメカニズムをそなえています。

そのコレステロールが血管壁に沈着すると、他の成分や細胞が集積して壁が肥厚してきます。

おかゆのようなドロドロの状態になり、これを粥状硬化と呼んでいます。

粥状硬化の状態になれば、血管壁が厚くなり内径が狭くなると同時に傷つきやすくなります。

さらにその傷を修復しようと血小板が集まり、固まって血栓ができます。


こうなると悪循環で、血管は一層狭くなり、血液を十分供給できなくなって、先にあげた症状を引き起こします。  


コレステロール

コレステロールとは


コレステロールは脂質の一種で、食品中に含まれ食事によって摂取するものと、私たちの体内でつくられるものとがあります。体の細胞膜や性ホルモンの材料になる大切な栄養成分ですが、とり過ぎなどによって体内に増え過ぎると、生活習慣病をまねくおそれがあります。


体内のコレステロールは、およそ3分の2が糖質や脂質を材料にして体内でつくられたもので、あとの残りが食べ物から直接とり込んだものといわれます。つまり、体内のコレステロールは自分でつくる量の方がずっと多いのです。

血中の総コレステロールやLDLコレステロール値を適正に保つには運動をすること、肥満を予防すること、喫煙をしないことなどの要因が大きく影響しますが、食生活では次のことが大切です。

・栄養バランスがよく、規則正しい食生活をする。
  自分に適した量のエネルギーをとり、栄養バランスのよい食事をとるのが一番大切なことです。朝食抜き、まとめ食い、夕食が遅い、といった食習慣も血中のコレステロールを増やす要因になりますから気をつけましょう

・血中コレステロールを増やす働きのある食品を食べ過ぎない。
  肉や乳製品に含まれる動物性の油脂は、血中のコレステロールを増やす働きがあるので、食べ過ぎないようにしましょう。なお、鶏卵も1個(50g)あたり210mgとコレステロールが多い食品のため、食べ過ぎはよくないですが、極端に制限しすぎて栄養が偏ることもよくありません。適度に摂取することが大切です。  


マグネシウム

マグネシウムとは

マグネシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です。大人の体には20~28gほど含まれ、カルシウムやリンとともに骨をつくっているミネラルです。

ちなみに、豆腐をつくる時に使われる「にがり」は、塩化マグネシウムが主な成分です。

カルシウムではそのほとんどが骨にあって骨が貯蔵庫の役割をしていることは知られていますが、マグネシウムも50~60%が骨に含まれていて、不足すると骨から遊離して、神経の興奮を抑えたり、エネルギーをつくる助けや、血圧の維持などの重要な働きに利用されます。

アーモンドをはじめとする種実類、魚介類、海草類、野菜類、豆類などに多く含まれています。私たち日本人は歴史的にマグネシウムの多く含まれている未精白の穀物や植物性食品を摂取してきた民族といわれ、現在も穀物から最も高い割合でマグネシウムを摂取しています。


マグネシウムは、長期にわたって摂取量が不足すると、骨粗しょう症、心疾患、糖尿病といった生活習慣病のリスクが高まる可能性が示されています。

国民健康・栄養調査結果によると現在の日本人は、中学生くらいまでは必要な量(推定平均必要量)を摂取できていますが、高校生以上の働きざかりの年代では少ないため、主食や野菜をきちんととって摂取量を増やすことが望まれます。

一方、マグネシウムは通常の食品からはとり過ぎる心配は少ないのですが、健康食品やサプリメントなどからとり過ぎた場合には下痢になる可能性があるため、適切な利用方法をこころがけましょう。  


食物繊維

食物繊維とは


食物繊維とは、人の消化酵素では消化することのできない食べ物の中の成分です。

小麦ふすまに含まれるセルロースに代表される水に溶けない不溶性食物繊維と、果物に含まれるペクチンに代表される水に溶ける水溶性食物繊維とがあり、これらを合計したものが食物繊維(総)量です。

食物繊維は、便の量を増やして便秘を防ぐほか、最近では、動脈硬化症、糖尿病、大腸がんなど、生活習慣病の予防に役立つこともわかってきています。

食物繊維は、不溶性・水溶性の種類によって健康への働きが異なるため、いろいろな食品を組み合わせることが上手にとるコツです。食物繊維の多い食品は、穀物、いも、豆、野菜、果物、きのこ、海草などです。

心筋梗塞のリスク低下と毎日の健康なお通じのために、食事摂取基準では、エネルギー1000kcalあたり食物繊維10gを「目安量」としています。

例えば一般の18~29歳男性では1日2650kcalほどを必要とすることから、食物繊維の「目安量」は1日27gとなります。

しかし、国民健康・栄養調査結果から現状をみると、若い年代を中心として実際の食物繊維摂取量はこの「目安量」よりずっと少ないため、その対策として「目安量」と現在の摂取量との中間値が「目標量」として設定されました。

つまり、「目標量」は“現在の日本人の当面の目標”にあたり、「目安量」は“最終的な目標”としてめざすべき量です。ちなみに18~29歳男性の「目標量」は1日20gです。

食物繊維は、普通の食生活ではとり過ぎによる健康障害はほとんどなく、逆に努力しないと不足がちになるため、こころがけてとるようにしましょう。  


ビタミンB1

ビタミンB1とは


ビタミンB1は、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつです。かつてわが国の国民病のひとつといわれた脚気(かっけ)という病気は、ビタミンB1欠乏によっておこることが知られています。

ビタミンB1は、糖質からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。また糖質を栄養源として使っている脳神経系の正常な働きにも関係しています。

ビタミンB1の多い食品は、穀類のはい芽(米ならヌカの部分)、豚肉、レバー、豆類などです。

日本人の主食はごはんですが、ほとんどの人が食べているのは精白米で、ビタミンB1が豊富なヌカを大部分とり除いています。

ただでさえ減ってしまっているビタミンB1は、洗い過ぎると流れ出てしまうので、ほどよい洗米が大切です。また精白されていない米(はい芽米、玄米)を使うことや、麦ごはんにすることもひとつの方法です。

ビタミンB1は、不足すると糖質がうまくエネルギーにならないため、食欲がなくなったり、疲れやすい、だるいなど夏バテのような症状になり、さらに不足すると脚気になってしまいます。

最近インスタント食品の利用増加にともなって、ビタミンB1不足による脚気が報告されています。

また、多忙な人や激しいスポーツをする人ほどエネルギーを活発につくって消費していることから、体内でビタミンB1が不足しやすくなります。

一方、通常の食生活においてとり過ぎによる過剰症の心配はほとんどありません。ただし、サプリメントなどからの大量摂取によって頭痛、アレルギー反応はみられたという報告があります。  


鉄とは


鉄は体の中に3~4g存在する、赤血球をつくるのに必要な栄養素です。

体内の鉄は、その約70%が血液中の赤血球をつくっているヘモグロビンの成分になっていて、

約25%は肝臓などに貯蔵されています。

ヘモグロビンは、呼吸でとり込んだ酸素と結びつき、酸素を肺から体のすみずみまで運ぶという重要な働きをしています。


不足すると、赤血球をつくる材料がないため鉄欠乏性の貧血になるおそれがあります。

貧血になると血液は酸素を十分に運べないので体が酸素不足になり、頭痛がしたり、すぐ疲れたりといった症状がでます。

また、心臓はこれを補ってフル回転するので、どうき・息切れをしやすくなります。

女性は月経による出血や妊娠・出産によって鉄が失われる分、男性よりたくさん必要です。

成人女性の5人に1人が鉄欠乏性貧血であるといわれ、また中学・高校の女子生徒の貧血有病率が増加していることから、食生活を見直すと同時に必要な鉄をきちんと摂取することが重要です。

一方、鉄のとり過ぎは通常の食生活ではほとんどありませんが、鉄剤やサプリメントなどから誤って大量摂取した場合は鉄沈着症などの過剰症がみられるため、摂取量などに十分に注意して適切なご利用をこころがけてください。
  


ミネラル

ミネラルとは


栄養学においてミネラルとは、一般的な有機物に含まれる元素(炭素・水素・窒素・酸素)以外に、生体にとって欠かせない元素のことを指す。無機質ともいう。糖質、脂質、蛋白質、ビタミンと並び五大栄養素の一つとして数えられる。

動物の種類や性別、成長段階によって必要な種類や量は異なる。また、欠乏症だけでなく過剰症も起こしうるので、ただ「多めに摂ればよい」というものではない。




代表的なミネラル

カルシウム
リン
硫黄
カリウム
ナトリウム
塩素
マグネシウム

フッ素
珪素
亜鉛
マンガン

セレン
ヨウ素
モリブデン
クロム
コバルト  


ひえ

ひえ(稗)とは


ヒエ(稗)は、イネ科ヒエ属の植物。アイヌ語ではピヤパ。イヌビエ より栽培化され、穎果を穀物として食用にする農作物である。

栽培化が行われたのは日本列島を含む東アジア領域と推測されている。

日本列島、朝鮮半島、中国東北部といった東北アジアを中心に栽培される品種群と、中国雲南省を中心に栽培される麗江ビエの2大品種群に分かれる。

インドで栽培されるインドビエはしばしばヒエと同一視されるが、これはコヒメビエを栽培化したもので異なる種である。

さらにヒエ属の栽培種として、タイヌビエの栽培型であるモソビエが中国雲南省の少数民族モソ人によってヒエ酒(蘇里瑪酒・スーリマ酒)醸造用に栽培されている。

ヒエ属の利用には栽培化されていない野生種の種実を採取して食用とする文化も知られており、サハラ砂漠以南のアフリカではブルグなど数種が利用されている。

ヒエと混同されやすい雑穀としてシコクビエとトウジンビエが知られる。前者はオヒシバ属に、後者はチカラシバ属に属し、同じイネ科ではあるが縁の遠い植物である。調理形態もヒエが主に粒食であるのに対して、これらは粉食による利用が主流である。外観も全く異なり、これらがヒエと混同されるのはひとえに和名にヒエが付いていることに引きずられた結果である。

日本ではかつて重要な主食穀物であったが、昭和期に米が増産されるとともに消費と栽培が廃れた。

現代の日本では、小鳥の餌など飼料用としての利用が多いが、最近になり優れた栄養価をもち、また食物繊維も豊富なことから健康食品として見直されつつある。

増加しつつある米や小麦に対する食物アレルギーの患者のための主食穀物としての需要も期待されている。


ひえ
(ひえ)  


稲とは


イネ(稲)は、イネ科 イネ属の一年草。学名 Oryza sativa(アジアイネ・サティバ)。アジアをはじめ、ヨーロッパ、南北アメリカ大陸で栽培される作物。

イネにはこのほかに、西アフリカを中心に栽培されている O. glaberrima(アフリカイネ・グラベリマ)があるが、通常イネと言う場合は、 O. sativa を指す。

祖先はアジア・オセアニアに自生する O. rufipogon と推定されている。

これら栽培イネに対して、野生イネ(Oryza australiensis)がある。



収穫物(米)は、世界三大穀物の一つ。イネの栽培(稲作)が日本に伝わった経路について3つの説があるが、その時期は縄文時代だと考えられている。また、米を醗酵させ酒とする醸造法も、ほぼ同時に中国から伝来したものと考えられている。

イネは北海道北部を除く日本全土に広まり、現在、北は亜寒帯に属する北海道から、亜熱帯に属する沖縄まで広い地域で栽培されている。

稲
(稲)  


東アジア

東アジアとは

東アジア(東亜細亜、ひがしあじあ)は、アジアの東部にあたる地域である。

北東アジア、東北アジア、極東などと呼ぶ場合もある。

第二次世界大戦以前は、東亜と呼ばれることがあったが大東亜共栄圏を連想させるため、最近では用いることは少ない。

なお東洋は、東南アジア、さらには南アジアをも含むより広い地域を指し、西洋と対比される概念である。

東アジア
(東アジア)


東アジアに含まれる国々、地域は以下の通り。

・日本
・中国
  ・中華人民共和国(チベット自治区、青海省、新疆ウイグル自治区だけは中央アジアに含む場合もある。)
  ・中華民国(台湾島・澎湖諸島、及びに福建省沿岸の金門島・馬祖島を実効統治している。)
・朝鮮半島(韓半島)
・朝鮮民主主義人民共和国
・大韓民国
以下の国々、地域を含む場合もある。

・モンゴル国
・ロシアの極東地区
また、ベトナムも東アジアに含める人もいるが、普通は東南アジアに入れる場合が多い。

6,640,000 km²、全ての大陸の面積の約15%を占める。人口は15億以上で、アジア全体の40%、世界全体の1/4にあたり、東アジアは世界で最も人口密度の高い地域の一つである。平均人口密度は1km²当たり230人であり、これは全世界の平均の5倍に当たる。
  


エノコログサ

エノコログサとは


エノコログサ(狗尾草)は、日本全土に分布するイネ科エノコログサ属の一年 草。俗称は、猫じゃらし

エノコログサ
(エノコログサ)


エノコログサは、単子葉植物イネ科エノコログサ属の植物で、1年生草本である。ブラシのように毛の長い穂の形が独特な雑草である。

草丈は40-70cmになる。茎は細く、基部は少し地表を這い、節から根を下ろす。夏には茎が立ち上がって伸び、先端に穂をつける。葉は匍匐茎にも花茎にも多数ついており、最大20cm位、イネ科としてはやや幅広く、細長い楕円形、薄く、緑色でつやがない。茎を包む葉鞘と、葉身の境目につく葉舌は退化して、その部分に毛だけが残る。また、よく葉が裏表逆になっている。葉の付け根でねじれて、裏側が上を向くもので、そのような葉では、上を向いた裏側の方が濃い緑でつやがあり、下を向いた表側の方が、裏のような様子になる。

花序は円柱形で、一面に花がつき、多数の毛が突き出すので、外見はブラシ状になる。イヌビエなどの穂から出る毛は、小穂を包む鱗片(穎)の先端から伸びる芒であるが、エノコログサの場合、この毛は芒ではなく、小穂の柄から生じる長い突起である。


夏から秋にかけてつける花穂が、犬の尾に似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になったとされ、漢字でも狗(犬)の尾の草と表記する。猫じゃらしの呼称は、花穂を猫の視界で振ると、猫がじゃれつくことから。

  


粟(あわ)

粟(あわ)とは

東アジア原産で、高さは1~2メートル。エノコログサを原種とするといわれる。

穂は黄色に熟し、たれさがる。温暖で乾燥した風土を好み、生育期間が3-5ヶ月と短いために、高地や高緯度地域でも栽培することができる。

粒の質からうるちアワもちアワ、収穫の時期から夏アワ秋アワなどの品種に分けられる。

中国の華北・中原において、黄河文明以来の主食は専ら粟米(谷子)であり、

「米」という漢字も本来はアワを示す文字であったと言われている(中国後漢の許慎が著した漢字の解説書『説文解字』において、「米…粟實也。象禾實之形」(禾=粟)と書かれ、米即ちアワの実であると解説されている)。

青海省民和県の喇家遺跡では、およそ4000年前のアワで作った麺が見つかっており、現在、世界最古の麺と言われている。一方、稲米も周の時代から栽培が盛んになってきたが、長江から入ってきた蛮夷の穀物とみなして「雑穀」のように扱う風潮が知識人を中心に長く続いた(米やが華北・中原においても主食とされるようになるのは唐代以後と言われている)。

だが、連作や二毛作を行うと地力を損ないやすい事や西域から小麦が伝わってきた事も相俟って、次第に主食の地位から転落する事になった。しかし、現在でも中国では粟粥などにして、粟を食べる機会は多い。また、鉄絲麺という最古の麺と同じような麺類を作る地方もある。

日本では米より早く栽培が始まり、ヒエとともに庶民にとっての重要な食料作物だったが、第二次世界大戦後には生産量が激減した。日本でもかつてはアワだけを炊いたり、粥にして食べていたが、現在は、米に混ぜて炊いたり、粟おこしとして食べる程度である。家畜、家禽、ペットの飼料としての用途の方が多い。

糖質70%、蛋白質10%を含み、ビタミンB群を含む。、その他のミネラル食物繊維も豊富なため、五穀米などにして食べる方法が見直されている。  


雑穀

雑穀とは

米と麦以外の穀物は一般に雑穀とよばれている。



穀物(こくもつ)は、植物の種子を食用とする澱粉質を主体とする食材。

多くのものは主食の材料として用いられている。

小麦・米・トウモロコシは世界三大穀物と呼ばれ、世界で広く利用されている。


穀物は狭義ではイネ科植物の種子のみだが、広義の場合はマメ科やタデ科などの植物も含まれる。

マメ科の種子、すなわち豆を穀物に入れる場合、菽穀(しゅくこく)、それ以外の科の種子を穀物に入れる場合、擬穀(ぎこく)と呼ぶ。


穀物の種類

狭義の穀物
米(イネ)
トウモロコシ
麦類
オオムギ(大麦)
コムギ(小麦)
ライムギ(ライ麦)
カラスムギ(カラス麦、オーツ麦、燕麦とも)
ハトムギ
キビ
アワ
ヒエ
モロコシ(タカキビ、コウリャン、ソルガム)

菽穀(しゅこく)
アズキ
ダイズ
リョクトウ
ソラマメ

擬穀(ぎこく)
ソバ
ダッタンソバ
アマランス(アマランサス,センニンコク)
キノア