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動脈硬化

動脈硬化とは


動脈は本来、圧力の高い血流を受けており、弾力性のあるものです。

ところが、動脈の内膜にコレステロールやカルシウムが沈着したり、動脈壁の筋肉中に弾力のない線維が増えたりすると、硬くなったり、壁が厚くなったりします。これが動脈硬化です。

動脈硬化で血管内膜が厚くなり内径が狭くなると、血液の流れが悪くなり、脳や心臓など、いろいろな臓器の働きが悪くなります。

動脈硬化は、体中のどの動脈でも起こりますが、特に起こりやすいのは、脳動脈、頸動脈、冠状動脈、腎動脈、大腿動脈などです。

これらの部位に発生する動脈硬化が脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気につながることも少なくありません。

「人は動脈とともに老いる」とも言われており、血管の健康が私たちの健康を左右します。


コレステロールは一方で、細胞膜をつくり、ホルモンの原料にもなる重要な栄養素です。

したがって、細胞はコレステロールを効率よく取り込むメカニズムをそなえています。

そのコレステロールが血管壁に沈着すると、他の成分や細胞が集積して壁が肥厚してきます。

おかゆのようなドロドロの状態になり、これを粥状硬化と呼んでいます。

粥状硬化の状態になれば、血管壁が厚くなり内径が狭くなると同時に傷つきやすくなります。

さらにその傷を修復しようと血小板が集まり、固まって血栓ができます。


こうなると悪循環で、血管は一層狭くなり、血液を十分供給できなくなって、先にあげた症状を引き起こします。


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