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高密度リポタンパク質

高密度リポタンパク質とは


血漿リポタンパク質の一つ。密度 1.063~1.21 g/mL の血漿リポタンパク質を言う。

アポリポタンパク質(A-I、A-II、C、E)の含量が約50%と多い。

14~18%がコレステロールエステル、3~6%がトリグリセリド、20~30%がリン脂質である。

ほかのリポタンパク質に比べリン脂質が大きな割合を占める。

主に肝臓と小腸で合成され、原始型HDL として分泌される。

血液中でLCAT の作用によりコレステロールエステルを増していく。

HDL には末梢組織から余剰のコレステロールを引き抜きこれを肝臓に転送する作用があり、コレステロール逆輸送経路と呼ばれている。

HDL 中で増加したコレステロールエステルは、コレステロールエステル輸送タンパク質(CETP) の働きにより、血液中でVLDやLIDL に移行し、LDL受容体によって処理され肝臓に取り込まれる。

したがってコレステロール逆輸送経路はまあ小組織より肝臓へとコレステロールを運搬する機能を果たすため、抗動脈硬化作用があると考えられる。


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