トップページ用語説明>マグネシウム
    

マグネシウム

マグネシウムとは

マグネシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です。大人の体には20~28gほど含まれ、カルシウムやリンとともに骨をつくっているミネラルです。

ちなみに、豆腐をつくる時に使われる「にがり」は、塩化マグネシウムが主な成分です。

カルシウムではそのほとんどが骨にあって骨が貯蔵庫の役割をしていることは知られていますが、マグネシウムも50~60%が骨に含まれていて、不足すると骨から遊離して、神経の興奮を抑えたり、エネルギーをつくる助けや、血圧の維持などの重要な働きに利用されます。

アーモンドをはじめとする種実類、魚介類、海草類、野菜類、豆類などに多く含まれています。私たち日本人は歴史的にマグネシウムの多く含まれている未精白の穀物や植物性食品を摂取してきた民族といわれ、現在も穀物から最も高い割合でマグネシウムを摂取しています。


マグネシウムは、長期にわたって摂取量が不足すると、骨粗しょう症、心疾患、糖尿病といった生活習慣病のリスクが高まる可能性が示されています。

国民健康・栄養調査結果によると現在の日本人は、中学生くらいまでは必要な量(推定平均必要量)を摂取できていますが、高校生以上の働きざかりの年代では少ないため、主食や野菜をきちんととって摂取量を増やすことが望まれます。

一方、マグネシウムは通常の食品からはとり過ぎる心配は少ないのですが、健康食品やサプリメントなどからとり過ぎた場合には下痢になる可能性があるため、適切な利用方法をこころがけましょう。


同じカテゴリー(用語説明)の記事画像
ひえ
稲
東アジア
エノコログサ
同じカテゴリー(用語説明)の記事
 脾臓 (2006-01-16 00:01)
 腎臓 (2006-01-15 00:01)
 高密度リポタンパク質 (2006-01-14 00:01)
 動脈硬化 (2006-01-13 00:01)
 コレステロール (2006-01-12 00:01)
 食物繊維 (2006-01-10 00:01)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。